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「『人生は夕方』ですか……。ちょっと寂しいんだけど味わい深くなるのかなって感じがしますね」=東京都杉並区で、竹内幹撮影

 ハウツー本や人生訓が売れる時代。かつて年に10冊もの小説を書いた量産家も、最近は「生き方」を説くエッセーが目立つ。

 「40代、50代の20年間はすごい量の仕事をしましたが、今は小説が年に1冊程度。旅行記や人生論の注文が増えてきたんです。60歳が変わり目でした」

 2013年に出したエッセー「50代から上手に生きる人 ムダに生きる人」(知的生きかた文庫)にこんなくだりがある。<(60歳から)ちょっとした坂道をきついと思うようになった。それから、悲しいわけでもないのに、目に涙がにじむ。手の指や足がやたらとつる>

 「体力もですが、世の中が僕に接する感じが違ってきますね。僕をバリバリの現役と見なくなり、ちょっと終わりかけている人と見るようになりました」

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