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戦争や貧困で教育を十分受けられなかった人たちが学ぶ北九州市小倉南区の自主夜間中学「城南中学校『夜間学級』」で7日夜、始業式があり、90歳の筒井平一郎さん=小倉北区=が新入生として入学した。目標は「英語を学んで、日本に来て困っている外国人の助けになる」ことだ。
前から5列目の席に着いた筒井さんは、点呼で名前を呼ばれるとやや緊張した様子で立ち上がった。「まだ気持ちが落ち着かんようです。どうかよろしくお願いします」
筒井さんは戦時中、福岡県八幡市(現・北九州市)の八幡製鉄所で働きながら旧制中学の夜間部に通ったが、陸軍に志願し中退。約3年間の軍隊生活を経て19歳で終戦を迎え、戦後は再び八幡製鉄所で働いた。その後、鉄工所も経営したが、再び教育を受ける機会はなかった。
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