メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

東京・春・音楽祭2016

注目の「ジークフリート」万雷の喝采

写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡

[PR]

【東京春祭ワーグナー・シリーズvol.7「ニーベルングの指環(リング)」第2夜 楽劇「ジークフリート」全3幕演奏会形式上演 初日終了】

     東京・春・音楽祭のメーン企画であるワーグナーの舞台作品を演奏会形式で取り上げる「東京春祭ワーグナー・シリーズ」の第7弾、楽劇「ジークフリート」(全3幕、日本語字幕・映像付き)が7日、東京文化会館で上演された。

     同シリーズでは2014年から楽劇4部作からなる「ニーベルングの指環(リング)」をマレク・ヤノフスキ指揮NHK交響楽団の演奏で毎年1作ずつ上演し、好評を博している。とりわけ今年はワーグナー作品上演の総本山といわれるドイツ・バイロイト音楽祭でヤノフスキが「リング」の指揮を担当するとあって、各方面から注目を集めるステージとなった。このためか客席には、イオアン・ホーレンダー前ウィーン国立歌劇場総裁やワーグナーを得意とするオーストリアのテノール歌手、アドリアン・エレートらオペラ界の大物たちが姿を見せていた。

    写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡

     ヤノフスキはオーケストラを細やかにコントロールしながら、速めのテンポ設定とバランスを重視した音作りでライトモティーフ(示導動機)を明快に浮かび上がらせるなどして、多くの人に分かりやすく、聴きやすい「ジークフリート」に仕上げていた。一昨年、昨年に続いて今年もウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター、ライナー・キュッヒルがゲスト・コンマスを務め、高い集中力と確信に満ちた弓さばきでオーケストラ全体を巧みにリードし、上演を成功に導いていたのが強く印象に残った。

     さらに第2幕、ジークフリートの角笛のソロをノーミスで見事に吹ききったホルンの福川伸陽に対しても、幕間のロビーのあちらこちらで賞賛の声があがっていた。

     若々しく伸びのある歌唱を披露した題名役のアンドレアス・シャーガー、バイロイトでも高い評価を得ているミーメ役のゲルハルト・ジーゲルら歌手陣のコンディションも申し分なく終演後、客席からは万雷の喝采が送られていた。10日午後3時から同じく東京文化会館で2回目の公演が行われる。

              ◇

     今回の「ジークフリート」のステージについては、改めて「アンコール」のコーナーで詳報します。

    写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡

    公演データ

    【東京春祭ワーグナー・シリーズvol.7「ニーベルングの指環(リング)」第2夜 楽劇「ジークフリート」全3幕演奏会形式上演 日本語字幕・映像付き】

    4月7日(木)15:00/10(日)15:00 東京文化会館大ホール

    写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡

    指揮:マレク・ヤノフスキ

    ジークフリート:アンドレアス・シャーガー

    ブリュンヒルデ:エリカ・ズンネガルド

    さすらい人:エギルス・シリンス

    ミーメ:ゲルハルト・ジーゲル

    アルベリヒ:トマス・コニエチュニー

    ファーフナー:シム・インスン

    エルダ:ヴィーブケ・レームクール

    森の鳥:清水理恵

    管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)

    音楽コーチ:トーマス・ラウスマン

    映像:田尾下 哲

    写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡
    おすすめ記事
    広告
    毎日新聞のアカウント
    ピックアップ
    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 増田貴久 テレ東ドラマ初主演「うれしすぎてプチパニックに」 「レンタルなんもしない人」で

    2. 新型肺炎 国内で新たに2人感染確認 奈良在住男性は武漢渡航歴なし、人から人への感染か

    3. 京都市長選 現職支持団体が「共産党『NO』」広告 著名人の顔写真、許可なく掲載も

    4. 新型肺炎ヒトヒト感染「憂慮は不要」と専門家 さらなる感染防止が重要

    5. 新型肺炎 発症者に中高年多く 持病あると高リスク WHOなど分析

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    今週のおすすめ
    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです