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歴史散歩・時の手枕

狭山池(大阪狭山市) 暮らしを潤し1400年

満開の桜とラバー・ダックでにぎやかな狭山池=大阪狭山市で、松井宏員撮影

 「風の手枕」という言葉があります。風に吹かれてうたた寝することを言います。同じ手枕でも「夢の手枕」になると、「夢の中で恋しい人がしてくれる手枕」と、ぐっと色っぽく。ならば「時の手枕」は、夢かうつつか、恋しい人ならぬ時のかなたへ思いをはせる、歴史散歩に出かけましょう。

 第1回は、今年築造1400年を迎えた狭山池(大阪狭山市)。取材に行った3月末は堤の1400本の桜が満開で、老若男女が桜の下で思い思いに春を満喫していた。記念イベントで、現代アートのでっかいアヒル「ラバー・ダック」が池に浮かんでいて、子どもたちが大喜び(5月8日まで)。

 おっと、花見に来たのではなかった。40分程度で1周(2850メートル)できる狭山池は、ダム式ため池では日本最古。ダム式とは、川をせき止めて堤を造った、つまり人工の池ということだ。昨年、ため池単体では初めて国史跡に指定された。大きな被害を出した1982年の豪雨災害を受け、約450億円をかけて2002年までの16年がかりで池底を掘り下げ、堤をかさ上げする「平成の大改修」を行った。貯水量を100万立方…

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