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空自機墜落

6人全員の死亡を確認 低い高度で山に衝突か

焼け跡が残る墜落現場から担架を搬送する自衛隊のヘリコプター=鹿児島県鹿屋市で2016年4月8日午前9時57分、本社ヘリから津村豊和撮影

 航空自衛隊入間基地(埼玉県)所属の飛行点検機「U125」(乗員6人、全長15.6メートル)が鹿児島県鹿屋市の御岳(おんたけ)山中に墜落した事故で、自衛隊は8日、現場付近で心肺停止状態で見つかった6人全員の死亡を確認した。6人が搭乗していた空自隊員とみて、身元の確認を急いでいる。

     現場の状況から、同機は山のふもと側から山頂側に向けて衝突したとみられ、山に接近して回避できず、低い高度のまま衝突した可能性が高まった。

     搭乗していた隊員は、機長の平岡勝3佐(46)▽副操縦士の原口司1尉(34)▽機上無線員の白鳥博己准尉(52)▽同じく聞間祐太3曹(27)▽機上整備員の渡貫郁夫曹長(43)▽同じく米沢鉄平2曹(34)。

     空自などによると、墜落現場は標高約900メートルで、木がなぎ倒された方向などから、ふもと側から山頂に向かって衝突したとみられる。管制との交信をはじめ、直前まで異常がみられないことなどから、杉山良行航空幕僚長は8日の記者会見で「機材トラブルではないと思う」と述べた。

     空自は現場からフライトレコーダーとボイスレコーダーを回収した。空自の航空事故調査委員会が分析して原因解明を進める。

     同機は、海上自衛隊鹿屋航空基地にある無線施設からの電波発信状況を点検するため、基地から半径約11キロの円を描くように飛行していた。事前の計画では高度約910〜約760メートルを飛行予定で、経路上にある標高1182メートルの御岳は機長の判断で高度を変えて飛行するという。今回は雲などの視界不良で山への接近に気づくのが遅れた可能性もある。

     平岡機長は飛行時間約6000時間のベテラン。F2戦闘機のパイロットや教育部隊の教官を務め、曲技飛行隊「ブルーインパルス」でリーダーシップを求められる1番機の経験もある。3年前からU125部隊に所属し、鹿屋基地周辺も飛行したことがあった。

     杉山空幕長は3年ほど同じ職場だったことがあり「腕がいいしハートもいい。非常に信頼する部下で人間的にすばらしい」と述べた。【町田徳丈】

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