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松原隆一郎・評 『非常識な建築業界−「どや建築」という病』=森山高至・著

 (光文社新書・842円)

 新国立競技場の改築は、呪われたかのようだ。国際コンペでザハ・ハディド案を選出、批判続出で撤回、再コンペで出直し、新案にパクリ疑惑と聖火台不在が発覚、そしてハディド氏の急死。撤回がケチの付け始めだったかのようだが、しかしあのままザハ案で強行していればさらに恐ろしい事態に立ち至っただろう。

 売り物のキールアーチは物理的に巨大すぎて施工できず、陸上競技はサブトラックがなく世界選手権に使えず、屋根を閉めると天然芝が死んでサッカー場・ラグビー場にもならず、屋根を開けたままだと八万人を集める音楽イベントは騒音源となり、駅までの導線がないため超満員の聴衆は深夜まで難民と化す。それでいて新築費用の3000億円と毎年の補修費は税金となってのし掛かってくるのだ。

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