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人生を肴に飲む酒は=岸政彦(社会学者)

 仕事で月イチぐらいで沖縄を訪れる。調査と研究のためだが、夜になると酒を飲まなければならない。飲むのも仕事の一環である。

 那覇に行くと、桜坂でよく飲む。観光客でにぎわう国際通りから1本入ったところにある、戦後すぐからの古い飲み屋街で、バラックのような建物がぎっしりと並んで、あやしいネオンが酔客を誘っている。沖縄の復帰前はせまい道をすれちがうことも難しかったらしいが、いまでは寂れて、ひともまばらだ。その上、那覇の一等地なので再開発の魔の手が伸びていて、この街にも広い道路が通り、巨大な外資系のホテルも建設された。しかしその足元では、いまも築60年ぐらいの平屋のバラックのスナックたちが、元気に営業している。

 そのうちの一軒によく行く。つい先日もそこで、共同研究者のU氏と飲んだ。彼はとてもにぎやかな男で、飲んでる間じゅうずっとしゃべっている。

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