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平和をたずねて

核の傷痕 続・医師の診た記録/14 中絶で「先天障害」低率=広岩近広

 「ベラルーシでは原発事故後、出生率が低下しました。胎児に重度の障害が疑われると、中絶を勧めたからです」

 チェルノブイリ原発に隣接するベラルーシの医師たちの証言に、臨床医の牛山元美さんは胸を痛めた。汚染度の高いゴメリ州で医療研修を受けていた2013年3月のことである。

 「ベラルーシのゴメリ州における18歳未満の子どもたち10万人当たりの疾患罹患(りかん)率」のデータでは、「先天障害」の増加率は他の疾患と比較して低かったが、しかし実態は「中絶処置」にあった。

 ちなみに「疾患罹患率」によると、原発事故の前年(1985年)と11年後の97年を比較すると次のよう…

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