メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

金言

核軍縮 象徴の地に=西川恵

 <kin−gon>

 主要7カ国(G7)の外相にとって、広島の原爆資料館と原爆慰霊碑、そして原爆ドームへの訪問は深く心動かされる体験だったようだ。岸田文雄外相は「被爆の実相に触れていただいた」と語ったが、そうなのだろう。

 次のステップとしてオバマ米大統領がG7サミットの際に広島を訪れるかが注目されているが、訪れてほしいと思う。日米関係への意味は横に置いて、これによって被爆地・広島(長崎も含めて)は核軍縮で国際政治を動かす象徴的拠点としての地位を獲得するからだ。

 私が駐在した欧州では、大戦の記憶を刻印する戦跡や施設は過去を振り返るだけでなく、現実の国際政治の脈絡において語られてきた。100万人を超えるユダヤ人がガス室に送られたポーランドのアウシュビッツ強制収容所。解放された1月に、毎年のように現地に各国代表が参集して式典が開かれているが、いま強調されるのは「民族融和」「異教徒への寛容」だ。難民流入など欧州の今日的問題を歴史と照らし合わせて考えていく機会と…

この記事は有料記事です。

残り569文字(全文1001文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 質問15項目に菅首相答弁わずか10分 野党反発、与党も「さすがにまずい」

  2. 「短命首相リスト入り?」 菅政権の支持率急落 海外メディアは…

  3. 二階氏「ケチつけるな」に見え隠れする「権力集中の弊害」

  4. 福岡県知事が検査入院 1週間程度、COPDの疑い

  5. 政府への怒り・いら立ちが書き込みの大半に 一部でマスコミ批判も 毎日新聞世論調査

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです