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母と乳

第3部 生後のリスク/中 医療者の適切な介入を

低血糖で後遺症が残った次男に食事を与える女性。次男は今年、都内の特別支援学校に入学した=東京都板橋区で、中川聡子撮影

 <母と乳(ちち)>

 「粉ミルクを足していれば……という思いにさいなまれて。医療が発達した今の時代でも、運が悪かったと言うしかないんでしょうか」

 ●生後3日目に異変

 2009年6月、東京都板橋区の女性(40)は2545グラムの次男を出産した。母乳が出る気配はなく、次男もうまく吸えない様子だった。「とにかくおっぱいをくわえさせるように」。助産師から指示され、糖水やミルクは与えられなかった。

 異変は生後3日目に起きた。唇を紫に変色させ激しく泣く次男に看護師が気づいた。診察すると、生後42時間で1デシリットルあたり40ミリグラム以上が目安とされる血糖値が、0〜1ミリグラムに落ち込んでいた。ブドウ糖液の点滴で血糖値は安定したが脳には後遺症が残った。

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