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気象庁「2016年熊本地震」と命名
熊本県で震度7の揺れを観測した地震は一夜明けた15日、被害の状況が徐々に明らかになった。県などによると、9人が死亡し、784人が負傷、一時1万5000人以上が各地の避難所などに避難した。インフラ被害も甚大で、脱線により運転を見合わせていたJR九州の九州新幹線は終日運休を決めた。余震活動は活発な状態が続いており、気象庁は今後1週間ほどは震度6弱程度の地震が発生する恐れがあるとして注意を呼びかけている。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.5と推定され、気象庁は同日、「2016(平成28)年熊本地震」と命名した。
犠牲になったのは29歳から94歳の男性4人、女性5人で、うち6人が60歳以上。8人は倒壊した家屋の下敷きになった。9人のうち8人は、震度7の揺れを観測し、被害が集中した益城町(ましきまち)で亡くなり、他の1人は西隣の熊本市で転倒により死亡した。県によると行方不明者に関する情報はない。負傷者のうち52人が重傷だった。この地震で19都府県から警察災害派遣隊が出動し、益城町では倒壊した家屋などから64…
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