熊本地震

屋外に避難し一夜…物資準備不足指摘の声も

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 震度7を記録した熊本県益城町では地震発生当日の14日、多数の住民が屋外に避難して一夜を過ごした。春とはいえ、避難者からは不満が上がり、物資の準備不足を指摘する声もあった。一方、余震が相次ぐ中で屋内にいるのを不安がる人もいた。避難の在り方を巡り課題が浮かんだ。

 益城町では指定避難所の17施設のうち、町総合体育館のメインアリーナ、中央公民館、町立津森小学校体育館の3施設が天井や壁の崩落で使えず、中央公民館では駐車場、津森小学校ではグラウンドに計約180人が避難した。町役場前などの屋外駐車場にも100人以上が避難し、毛布をかぶった高齢者らが「避難所について案内がない」「寒い」と漏らした。

 屋内に避難した人からも行政への不満が出た。益城町保健福祉センターに14日夜から避難する中島浩美さん(44)は「最初は毛布が足りなかった。必要な物資を充実させてほしい」と語り、男性会社員(42)は「今朝配られたのは乾パン1個とペットボトルのお茶1本。これが20時間ぶりの食事だった」と語った。益城町は今年度予算で、災害対応の粉ミルクや紙おむつの費用を計上していたが、地震発生までに購入していなかった。…

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