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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 ビール純粋令(ドイツ・ベルリン) 庶民の味を守り500年

手づくりの生ビールをグラスに注ぐ店員。午後6時を過ぎるとオリジナルビール目当ての客で店内は満員になる=ベルリンで、中西啓介撮影

 「ビールは大麦、ホップ、水で造られるべし」。世界最古の食品関連法令とされるドイツの「純粋令」は、そう規定する。後に酵母やいくつかのハーブなどを加えたものの、現在も独国内で製造される多くのビールに適用されている。23日で制定から500年。「純粋令に基づき造りました」と記されたラベルは、安全な商品というブランドイメージを与えると同時に、伝統にこだわるドイツ人の誇りの象徴でもある。

 純粋令は1516年4月23日、ビールの本場として有名なドイツ南部バイエルンで制定された。16世紀は古くから飲まれていたワインからビールへと消費傾向が移行した転換期だった一方、穀物の凶作が相次ぎ、品質の悪い麦を原料としたビールへの不満が高まった時期でもあった。このため、共同統治していたバイエルン公のウィルヘルム4世とルートビヒ10世は、ビール原料を限定する純粋令を出した。法令にはパンに欠かせない小…

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