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沖縄の「いい暮らし」=岸政彦(社会学者)

 しばらく沖縄の話が続きます。

 沖縄の良いところは、「自由」なところだと思う。先月の沖縄出張のときに、那覇の泊(とまり)というところにある、地元客向けの大衆食堂で昼ごはんを食べていたら、横のテーブルで、おじい(沖縄で「おじいさん」のこと)がひとりで、のんびりと泡盛のボトルを置いて、自分で水割りを作りながら、ゆっくりと飲んでいる。土曜日だったが、まだ昼の12時である。いいなあこういうの、と思って横目で見ていたら、店にもうひとりのおじいが入ってきて、改まったあいさつもせずにそのおじいのテーブルに座り、一言二言会話を交わしたあと、一緒に泡盛の水割りを作って飲んでいた。

 いいなあ、と思った。地元の幼なじみだろうか。大げさなあいさつもなく黙って同じテーブルに座るところもよい。いつもこの食堂で、ああやっておかずだけつまみながら、春の沖縄の長い午後を過ごすのだろう。

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