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7年ぶり小澤&ベルリン・フィル 神々しく輝く「合唱幻想曲」

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【小澤征爾指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期公演】

 2009年5月以来、7年ぶりに小澤征爾がベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した同団定期公演(4月8日、ベルリンのフィルハーモニー)の模様をジャーナリストの山下和美さんがリポートする。

 小澤のベルリン・フィル定期公演への7年ぶりの登場は、元々出演予定だった指揮者ズービン・メータのキャンセルを受けて昨年12月に急きょ決まったもの。ベートーヴェンの「エグモント」序曲、ピアニストのピーター・ゼルキンをソリストに迎えて同じくベートーヴェンの「合唱幻想曲」が披露された。なお、コンサート前半はオーケストラのメンバーだけでモーツァルトの「グラン・パルティータ」が演奏された。

 約2000人の聴衆から万雷の拍手が送られる中、登場した小澤は第1コンサートマスターの樫本大進の肩を借りるようにして指揮台に上ると、世界最高峰のオーケストラのひとつとされるベルリン・フィルの猛者たちを気合みなぎる指揮ぶりでリードしてみせた。

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