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米沢市立病院精神科の閉鎖/上 広がる負担と不安 待ち時間増幅、受け入れ制限…転院先決まらない患者も /山形

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精神科の北病棟に「スタートライン・オブ・ライフ」と書き残されたメッセージ=米沢市相生町で
精神科の北病棟に「スタートライン・オブ・ライフ」と書き残されたメッセージ=米沢市相生町で

医師との信頼保てず

 医師を確保できずに事実上閉鎖した米沢市立病院精神科の問題は地域に衝撃を与えた。昨年12月に閉鎖方針が公表されると、患者約1500人の転院が急務となり、市民団体は存続を求めて1万人を目標とする署名運動を展開した。今月、南陽市の佐藤病院を運営する社会医療法人「公徳会」が米沢市内に進出する意向を示したが、先行きは不透明だ。一連の経過を取材すると、さまざまな課題が見えてきた。【佐藤良一】

 4月1日、精神科入院患者を受け入れた市立病院の「北病棟」を見学した。施錠された施設内に人影はなくガランとしていた。1階の病床や飾り付けなどの整理が始まっており、2階のデイケア室のホワイトボードには職員が書き残したのか、「スタートライン・オブ・ライフ」の英文が残されていた。最後の入院患者は3月14日に転院したという。

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