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毎日メディアカフェ×毎日女性会議

取材相手と向き合う

吉永磨美記者

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 今回の「i活」は、毎日ホール(東京都千代田区)で、2月23日に開かれた第2回「毎日女性会議」について、吉永磨美記者が報告します。

 会議の前半は、「情報リテラシー」をテーマに、トークセッションが行われた。ジャーナリストの堀潤さんが司会を務め、元TBSキャスターの下村健一さん、毎日新聞東京本社の小川一編集編成局長が参加。東日本大震災の現地取材を行った毎日新聞社会部の袴田貴行記者の取材体験を基に話し合った。

 袴田記者は、東電福島第1原発事故の直後、立ち入り禁止地域となった福島県楢葉町を取材。飼育していた牛と別れを惜しむ牧場経営者の男性を取材した記事「瀕死(ひんし)の牛に『ごめん』」(2011年4月22日朝刊)を紹介した。

 この記事の掲載後、何者かが牧場の柵を勝手に開けたり、牧場に「牛を殺すな」という張り紙が貼られたことを報告。袴田記者は「私がよかれと思って書いた記事が、結果的に迷惑をかけてしまった」と話した。また「実名で証言してもらう取材が原則だが、実名を報じることで個人や場所が特定され、ネガティブな反応もあるということを実感した」と情報発信の難しさを述べた。

 小川局長は「マスコミの報道やSNSでの発信は、多くの人に事実を知ってもらい共有することで、世の中をよい方向に動かすことを目指すのが大前提だと思う」と主張。堀さんはマスコミの取材について「『いいネタを取りたい。いい話を聞きたい』と取材対象者に無理強いしてしまう傾向がある」と指摘した。

 また、下村さんは「情報は『情に報いる』と書く。取材相手の話を傾聴するという謙虚な立場で相手と向き合うことが大切」と助言した。この後、参加者がスマートフォンで撮影した動画を鑑賞し、堀さんと下村さんが、撮影方法などを指導した。

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