メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

毎日メディアカフェ×毎日女性会議

社会に提起し訴える動画の力

動画の長所について話し合う堀潤さん(左)、ゲストの白石草さん(中央)、下村健一さん

[PR]

 スマートフォン(スマホ)など身近なITツールを使って動画を製作する極意や、意見の伝え方などを学ぶ講座「毎日女性会議」(特別協力・マイナビ)の2回目が6日、マイナビルーム(東京都千代田区一ツ橋)で開かれました。その様子を吉永磨美記者がお伝えします。

 ジャーナリストの堀潤さんと元TBSアナウンサーの下村健一さんを講師に迎え、約30人の女性が参加した。前半は、市民メディアの普及活動などを行っているNPO法人「OurPlanet-TV」共同代表の白石草(はじめ)さんがゲストとして参加し、トークセッションが行われた。「社会に提起し訴える方法論を学ぶ」をテーマに、動画の特性を生かし、さまざまな問題解決に役立ったケースを取り上げた。

 白石さんは、東京都文京区で以前持ち上がった、区立保育園の民営化に反対する区民の運動に動画が生かされた事例を紹介した。過去に保育園を民営化した自治体について動画を製作。保育スタッフが一変したために起きた保育園の状況を語る保護者の話をまとめた。「多くの区民がこの動画を見たことで、民営化についての理解が深まり、積極的に行政に関わるようになった」と説明した。堀さんは「動画で具体的な情報を共有できれば、多くの人が問題に関わるきっかけを得られ、意見や方法を提案しやすくなる」と指摘した。

 さらに、白石さんは、福島第1原発の事故後、福島県伊達市の小学生が新潟県内で学習する「移動教室」を取材した映像を紹介。子供たちが福島県内では屋外で思う通りに遊べない状況を説明した。白石さんは「『福島の子供が外に出て遊べず、肥満になりやすい』と言われても、話だけだと分かりにくいが、映像を見れば、丸々とした子供が多いことに気付く。草花で遊ぶ子供たちの表情も分かり、映像で伝わるものがある」と映像の力を主張した。この動画は文部科学省の職員ら多くの人が見ることになり、福島県外で子供を学ばせる機会を増やす意義を訴え、成果が出ているという。

 後半は、グーグル社のスタッフから指導を受け、スマホでの動画の撮影方法を学んだ。参加者同士が互いの自己紹介を撮影。グーグルのコミュニティーサイト「Google+」に投稿した。

 その後、参加者はグループに分かれ、「社会に情報発信し、訴えたいテーマ」について語り合うワークショップを行った。参加者からは「女性の雇用、育児」「地域の環境問題」などのテーマが出され、講師から取材方法の指導を受けた。その中で、下村さんは「取材対象に自分も参加して取材する、というやり方ができる」と市民メディアの長所を生かした取材方法を提案した。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 菅原経産相指示「この人はカニ、この人はイクラね」 立憲が元秘書の音声データ公開

  2. 慶大アメフット部を事実上の降格処分 関東学生連盟 部員の不適切行為で

  3. 「これ、死ぬわ」車、流され転落 脱出までの4分間をドラレコが記録

  4. 大学アメフット界またも…慶大部員、女子風呂“悪質”盗撮…無期限の活動自粛(スポニチ)

  5. 台風19号 寝室で増水 目の前で夫「世話になったな」…86歳妻「1人はつらい」福島・いわき 

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです