メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

毎日メディアカフェ×毎日女性会議

スマホで動画撮影し取材

京都大大学院生の徐東輝さん(右から2人目)は香港の民主化デモに参加している若者たちの映像をもとに、日本の若者の投票率アップを訴えた

[PR]

 女性参加者がスマートフォン(スマホ)などを使って動画の作製などを行うことで、自らの意見を社会に伝える方法を学ぶ講座「毎日女性会議」が12月23日、毎日ホールで開かれました。その様子を吉永磨美記者がお伝えします。

 ゲストには、若者の投票率アップを訴える学生団体「ivote(アイボート)」の関西支部代表で、京都大大学院生の徐東輝さん(24)を招いた。同団体が衆院選に絡んで公開し、話題となった一本の動画を、発案、作製した一人だ。

 動画の内容は、民主的な選挙制度を求めてデモに参加した香港の若者たちが、日本の若者に衆院選での投票を呼び掛けるメッセージをまとめたもの。投開票日前に動画配信サービス「ユーチューブ」で公開されると、再生回数は約1万5000回にも及んだ。登壇した徐さんは、「ネットを通じて同世代の人から『動画に触発されて投票に行った』などと反響が寄せられた。香港で語ってくれた人たちの思いが届いた」と感想を述べた。講師の下村健一さんは「思いの入った一言をテンポよくつないでいる。そこが多くの人の心をつかんだ」と高く評価した。

 動画撮影や取材の方法を学ぶワークショップでは、「公共」をテーマに参加者が実際に取材を体験。3人前後の班に分かれ、東京駅周辺で、スマホを使って道行く人にインタビューした。取材の切り口は、「公共マナー」や「公共空間の使い方」などさまざま。例えば、ある班は音楽を鳴らしながら公道を走るオートバイの列を撮影。通行人にその動画を見せて、意見を聞き、作品にまとめた。毎日新聞東京本社の小川一・編集編成局長は「撮った動画を見せて話を聞くという手法が興味深い」と講評した。また、講師の堀潤さんは「さまざまな考えや立場の人の意見を拾うという視点を持って取材しよう」と付け加えた。

講座は2年目に突入

 「女性が自ら考えて動き出す場を作ろう」。一昨年秋、ジャーナリストの堀潤さんと上司と3人、渋谷駅前にある喫茶ルームで、女性支援の企画について話したことを思い出す。この話し合いがきっかけで始まった講座「毎日女性会議」が、2年目を迎えた。

 丸1年が経過し、うれしく思うのは、参加者の目覚ましい活躍ぶりだ。国内外の大手マスコミで、参加者の動画が複数回取り上げられた。今月には、当初から参加している西村晴子さん(42)の動画が、英国の放送局BBCで紹介された。

 西村さんの動画は、広島県・大久野島にすむウサギと、旧日本軍の毒ガス製造工場跡を撮影した作品で、毎日女性会議でも発表された。市民の立場で、地道に撮影する西村さんの努力が実った。

 さらにうれしいのが、参加者同士の横のつながりが活発なことだ。「グーグル+」内にある参加者らで構成するコミュニティーでは、動画の投稿が頻繁に行われており、互いの活動も応援し合っている。講座を通じて生まれた人の輪に、何かを生み出すパワーを感じている。【吉永磨美】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 石破氏、桜を見る会「招待枠あった」 自民の役職在任時 

  2. 中国「独身の日」セール アリババが4兆円を突破

  3. 富山・朝日町教委、竹田恒泰氏講演中止 「教育勅語広める」授業に批判

  4. 「桜を見る会」参加の山口県議ら、ブログ削除相次ぐ

  5. 勝間和代さんパートナーシップ解消 LGBT活動家の増原裕子さんと

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです