メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

熊本地震

清正公の銅像、やり折れる…熊本の菩提寺

地震の揺れでやりの先端部が折れた加藤清正の銅像=熊本市西区の肥後本妙寺で2016年4月27日午前8時56分、野田武撮影
地震の揺れで折れた加藤清正銅像のやりの先端部=熊本市西区の肥後本妙寺で2016年4月27日午前9時19分、野田武撮影

 熊本市西区の肥後本妙寺にある熊本藩主、加藤清正(1562〜1611)の銅像のやりが、熊本地震の激しい揺れで折れていたことが分かった。寺は修繕する意向。被災者らは「清正は熊本の象徴。早く直ってほしい」と祈っている。

     肥後本妙寺は清正の菩提(ぼだい)寺。銅像は高さ約9メートル、台座を含めると約17メートル。1935年に建立されたが、戦時中に供出させられ、60年に再建された。

     寺が破損に気づいたのは、最大震度7の本震が起きた16日の朝。参拝者が見つけて寺に届け出た。直径約10センチのやりの先端部分約2メートルが折れ、地面に落ちた際、さらに真っ二つに折れた。枝のようになった鎌形の刃が片方だけ長く突き出ている「片鎌槍(かたかまやり)」で、「賤ケ岳(しずがたけ)七本槍」に数えられる清正のトレードマークとして知られる。実物は東京国立博物館で展示されている。

     肥後本妙寺では、石灯籠(どうろう)が崩れるなどの被害が相次いだ。後藤本晃(ほんこう)・寺務長(56)は「被害が広範囲に及んでおり、費用がかかる。金属製なので簡単には直せず、どう修繕するか、検討が必要だ」と話した。

     銅像は本堂から石段を上った、市内を一望する高台にある。観光客だけでなく地元の人も散歩などで訪れる人気スポット。清正が築いた熊本城も今回の地震で石垣が崩されており、激震が天下の武将を直撃したような印象がある。近くに住む男性(67)は「やりが折れていると寂しい。城ともども早く修繕された姿を見たい」と話した。【畠山哲郎】

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 自民総裁選 じわり広がる不満、圧勝逃す 「安倍1強」転換点
    2. プロ野球 セ・リーグ全日程終了危機 阪神残りは18試合
    3. 自民総裁選 伸びぬ党員票「打ち上げではない。反省会だ」
    4. 覚醒剤 使用容疑で元うたのお兄さんを逮捕
    5. 安倍政権 麻生氏、菅氏ら留任へ 「次の国会に改憲案」

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです