写真展

20歳写真家と歩く 熊本・牛深のモノクロ風景

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「来場者から自分でも気づかなかったことを言ってもらえるのがうれしい」と話す吉川恭平さん=東京都新宿区のコニカミノルタプラザで、中嶋真希撮影
「来場者から自分でも気づかなかったことを言ってもらえるのがうれしい」と話す吉川恭平さん=東京都新宿区のコニカミノルタプラザで、中嶋真希撮影

 熊本県天草市の南西端にある港町、牛深(うしぶか)をフィルムカメラで撮影した写真展「牛深」が、東京・新宿のコニカミノルタプラザで開かれている。5月2日まで。牛深出身で福岡市在住の写真家、吉川恭平さん(20)が専門学校生時代に撮りためた故郷の風景が、モノクロで映し出されている。

 牛深は、人口約7600人の小さな港町だ。「小学生のころから祖父の船でイカ釣りに出たり、海水浴場へ泳ぎに行ったりしていた」と吉川さん。毎年春に行われる「牛深ハイヤ祭り」は、踊り手だけでなく、住民も飛び込みで踊る。「実家の写真館の前も通る。出店も並んでにぎやか。みんなが祭りに参加する」と振り返る。

 吉川さんが撮る牛深には、子供のころから親しんだ懐かしい風景が詰まっている。福岡の専門学校に通い、夏休みや冬休みに帰郷して撮りためた数千枚から選んだ35枚が写真展に並ぶ。「せどわ」と呼ばれる狭い路地が入り組んだ集落や、仕事の合間に休憩する漁師、釣ったばかりのイカ、弓道の部活中の高校生−−。友人とあてもなく町を歩くような、10代の感覚を共有できる。

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