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戦後、境内のど真ん中を道路が通って、狭くなってしまったという円頓寺。屋根の上の相輪が印象的だ=大阪市北区太融寺町で、松井宏員撮影

 ◆環状線・大阪

落語「鷺とり」舞台 娘の“縁遠”くなる風評も

 かしく寺こと法清寺から、北へ北へと歩む。ふと目を留めた駐車場のトラック。その運転席に「もう誰も愛さない」の文字。何があったんだろうか。しばし想像を巡らせる。が、そんな大々的に世間に決意表明しなくても……。

 扇町通に近い太融寺町のお寺で、大阪案内人の西俣稔さんが立ち止まる。「落語の『鷺(さぎ)とり』に出てくる円頓寺(えんとんじ)です」。お堂の屋根の立派な相輪(そうりん)が印象的だ。昔は萩(はぎ)の名所として知られたお寺は、鷺(さぎ)の寝床でもあったようで−−。

 元手要らずの金もうけに、鷺をつかまえようと考えた男、円頓寺の池に鷺がぎょうさん集まって寝てると聞き、日の暮れるのを待ってやってくる。門は閉まっていたが、植木屋が忘れていったはしごで塀を乗り越える。すると、いるわいるわ。寝てる鷺を捕まえては帯の間に首を挟み、捕まえては挟み……体のぐるりにぎっしり鷺をつるした。

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