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金言

温和だったアフガン=西川恵

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 アフガニスタンのバーミヤンにある東西二つの大仏がタリバンによって爆破されて今年で15年。千数百年前の人類の貴重な文化遺産を破壊する行為に「愚かな」という言葉しか見つからなかったが、他方で「タリバンという特殊集団の例外的な蛮行」との思いが当時はあった。しかしそうではなかった。

 文化遺産の破壊をインターネットで世界に見せつけたタリバンの劇場型プロパガンダは過激派組織「イスラム国」(IS)に引き継がれ、この1、2年、イラクのハトラ遺跡、シリアのアレッポやパルミラ遺跡などでも繰り返されている。文化遺産の無意味な破壊によって一線を越え、その模倣を招いたタリバンの罪は重い。

 東京芸大(東京都台東区上野公園)で特別企画展「素心 バーミヤン大仏天井壁画〜流出文化財とともに」が開かれている(6月19日まで)。日本で保護され、修復された仏頭や仏教壁画片、女性像などアフガンの文化財約100点と共に、爆破された大仏(高さ38メートル)が安置されていた石窟の天井壁画が来場者の目を引き付ける。

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