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ゴールデンウイーク(GW)を中心に毎年5万人の観光客でにぎわう浜松市の浜名湖の潮干狩りが、干潟からアサリが消えてしまう非常事態を受け、今シーズン(4〜8月)は中止されることになった。漁師らの“捜査”で、クロダイが食い荒らしているのが原因とほぼ特定されたが、地元関係者は被害防止に四苦八苦している。
海水と淡水が交じる汽水湖の浜名湖は良質のアサリが取れることで知られ、三つの干潟を有料で開放する潮干狩りは、春から夏の風物詩として観光の目玉の一つになっている。
しかし2013年、赤潮と台風の影響でアサリが減少したことから戦後初めて潮干狩りが中止になった。主催する浜名漁協弁天島遊船組合は、採取量を制限したり稚貝を放流したりしてきたが、昨年5月に“事件”が起きた。不足分を補うため遊船組合が夜間にまいた500キロ以上のアサリが、一晩ですべて消えてしまったのだ。
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