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密着けいざい

/2 全中会長は「反」農協 改革先導「巨艦」組織動き鈍く

<左>JA全中が入るビル<右>JA伊勢の改革で実績を上げた奥野長衛=コラージュ・加藤早織

 伊勢志摩サミットに沸く三重県伊勢市。頑丈な木造家屋や蔵が並ぶ集落に、全国農業協同組合中央会(JA全中)の会長、奥野長衛(ちょうえ)(69)の自宅がある。JAはどう変わるのか。農協改革の矢面に立つ奥野に聞こうと訪ねた。

 「この家は漬物を売って建てた家だ。農協の役員報酬じゃないぞ」。記者を自宅に迎えた奥野は快活に笑った。かつては専業農家としてコメや野菜を栽培する一方、漬物に加工して販売する経営者の顔も持っていた。生産から加工、流通まで手がける「6次産業化」の先駆けだ。

 奥野は農業協同組合法が施行された1947年に生まれた。その人生は、良くも悪くも農協とともにある。専業農家だったころの奥野にとって、農協は不満の種だった。耕運機の修理を頼んでも、戻るとまた故障する。事務処理のミスもある。そのたびにクレームをつけたため、多くの職員は奥野と関わるのを避けた。だが、地元はそんな奥野に農協の改革を託す。95年、奥野が不在の会合で、JA伊勢の常務理事に就くことが決まったのだ…

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