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(78)男らしさの象徴

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エジプトの首都カイロ中心部で、薬局前に掲げられた性的不能治療薬の広告(中央)。「たくましい男らしさ」という文言と雄牛が描かれている=2016年4月26日、ラナ・セイフ撮影
エジプトの首都カイロ中心部で、薬局前に掲げられた性的不能治療薬の広告(中央)。「たくましい男らしさ」という文言と雄牛が描かれている=2016年4月26日、ラナ・セイフ撮影

 エジプトで2002年、勃起障害(ED)治療薬「バイアグラ」(米製薬大手ファイザー社)の販売が許可されました。それ以降のわずか14年間で、類似薬を含む小さな錠剤は社会の隅々まで浸透し、大きな社会変動を起こしてきました。

 エジプトでは街のあちこちでED治療の広告や、人気歌手が歌うED治療の広告の歌を口ずさむ子供たちを見かけます。ED治療は医療の枠を超え、男性の間で贈り物や賄賂までにもなっています。

 会社員のムハンマド・カリームさん(30)は「結婚式で友人にバイアグラを2箱もらった。バイアグラは友人ならではの結婚式のプレゼントだ」と話します。公務員のアリ・アフマドさん(35)は「仕事ではバイアグラは軽い賄賂だ。休暇を取りたい時に、上司にバイアグラを2錠渡したら、絶対休暇をくれる」と明かしてくれました。

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