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検証・熊本地震

/1(その1) 予断与えた「余震警戒」 28時間後に本震

城本ぬい子さんは全壊した自宅のがれきの中から夫千秋さんの写真を見つけた。2001年2月に家族でみかん狩りに行き、初孫をおんぶしてほほ笑んでいる=熊本県益城町の城本さん方で2016年4月29日午後2時、平川昌範撮影

 「余震だから、そんなに揺れないだろう」。気象庁が「余震」への注意を呼びかけていた4月15日夜、熊本県益城(ましき)町の城本千秋さん(68)は、自宅前に止めた軽乗用車を降りて妻ぬい子さん(62)にそう話すと、家の中へ戻っていった。「あんたも息子の家に来んね」「行かん」。それが最後のやりとりだった。

 最大震度7の強い揺れが2度襲う異例の事態となった熊本地震。築80年を超す木造2階建ての自宅は、14日の地震では壁にひびが入る程度だったが、夫婦は用心のため車中で夜を明かした。翌15日夜、家の片付けに疲れたぬい子さんは近くの息子宅に身を寄せ、城本さんは自宅で寝た。今思えば、揺れの影響で玄関の鍵がかからないことを気にしていたようだった。

 16日未明、再び強い揺れが襲った。ぬい子さんが自宅に駆けつけると、1階はつぶれていた。救出に約4時…

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