メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

論の周辺

国際主義に立つ安保政策

 添谷芳秀さんの新著『安全保障を問いなおす』(NHKブックス)は、安保論議の今後を考える重要な視座を与えてくれる。副題は「『九条−安保体制』を越えて」。著者は国際政治学者で、特に東アジアの国際関係に詳しい。

 「九条−安保体制」とは、戦後日本の外交、防衛政策の基本的な枠組みとなってきた憲法9条と日米安保条約のセットを指す。添谷さんによると、もともと両者は出発時点から矛盾をはらんでいた。憲法が日本の非武装化と民主化という「冷戦発生以前の国際秩序構想と戦後処理の論理に根差していた」のに対し、日米安保条約は「当初の国際秩序構想を崩壊させた冷戦の産物」だからだ。

 このため、9条を改正して再軍備し、米国からの自立を求める「右」の論理と、戦争責任に向き合って9条を…

この記事は有料記事です。

残り1170文字(全文1499文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 患者の少女にキス 医師を強制わいせつ容疑で逮捕 警視庁

  2. 山梨のキャンプ場で不明の美咲さん 両親が新たに写真と動画を公開

  3. ソチ五輪銅の平岡選手 ひき逃げ容疑で事情聴取 奈良県警

  4. 気象庁、台風19号を命名へ 42年ぶり

  5. 「こんなこと想像も」停電、断水のタワマン疲れ果て 武蔵小杉ルポ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです