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お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

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笑点50年 若手に譲り落語に懸ける歌丸

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「笑点」収録後の会見で笑顔を見せる桂歌丸さん(前列中央)と笑点メンバー=東京都文京区の後楽園ホールで2016年4月30日、油井雅和撮影
「笑点」収録後の会見で笑顔を見せる桂歌丸さん(前列中央)と笑点メンバー=東京都文京区の後楽園ホールで2016年4月30日、油井雅和撮影

 4月30日のお昼前、大型連休でにぎわう東京・水道橋の東京ドームシティ。格闘技の会場としてもおなじみの「後楽園ホールビル」に着くと、いつものように「笑点」(日本テレビ系、毎週日曜午後5時半〜)の公開録画に訪れた人の列ができていた。

 笑点の放送開始は1966(昭和41)年の5月15日。この日は、ちょうど50年にあたる5月15日放送分の収録日だった。多くの取材陣が後楽園ホールへ押しかけた。いつもより関係者も多く、ざわついている。通常の公開録画は2回分撮りだめするが、今回は特別番組ということで、放送時間はいつもの倍、「1時間枠」と案内されていた。

 久しぶりに後楽園ホールに来たのは「50年特番だから」ということだけではない。「もしかしたら……」があるかもしれないからだ。会場に入ると、やはり、そのうわさは流れていた。「誰かメンバーが代わるらしい」と。だが、収録前に日本テレビ側からそうした説明はなかった。

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