メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

田中優子の江戸から見ると

江戸のデザインとエンブレム

 江戸文化は無数の文様を生み出した。五輪エンブレムになった市松文様はそのひとつだ。このエンブレムが優れているのはまず、剽窃(ひょうせつ)の疑いを持ちようがないことである。市松文様は世界中に古代からあり、あまりにも普遍的で盗作とはいえない。

 しかし普遍的な図形を個性的に使いこなすのは極めて難しい。使い方に高い創造性が必要だ。市松文様は石畳文様と言われ他の文様と一緒に組み合わされていたが、江戸時代ではより細かくなり、はっきりしたコントラストで清潔かつ粋になった。色遣いは藍色と白。浴衣は圧倒的にその色遣いだった。衣類ばかりでなく江戸で使われた磁器も染め付けといって、やはり藍と白だった。エンブレムに使われた市松文様と…

この記事は有料記事です。

残り463文字(全文771文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. マンホールから頭出し車と接触、死亡 下水道清掃中に 愛知・刈谷

  2. 南海トラフ地震 津波3メートル以上、10都県 30年以内、発生確率26%以上

  3. デマがSNSで拡散「武漢から関空入りの新型肺炎患者が逃走」 モザイク入り微博画像から

  4. 新宿御苑「首相の到着時間」と「後援会関係者の入場時間」連動か 桜を見る会

  5. 欧州、豪でも初の感染者 中国では1287人、死者41人に 新型肺炎

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです