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家族2016

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介護のとき/1 15年 戸惑い転じ慈しみに

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遠距離介護を経験し、「おやろぐ」を運営する横井孝治さん(右)と話すおやろぐ利用者=大阪市都島区で、西田真季子撮影
遠距離介護を経験し、「おやろぐ」を運営する横井孝治さん(右)と話すおやろぐ利用者=大阪市都島区で、西田真季子撮影

 高齢化が進み介護が大きな社会問題になってきた。家族介護が始まると生活は一変し、大切な人との絆が揺らぐ時すらある。人の輪やITによる支援システムが築かれつつある今、どんなサービスが頼りになるのか。家族はどう変わっていくのか。連載企画「家族2016」第2部で探った。

 ●叫び声を上げる母

 激しい叫び声は、とても母のものと思えなかった。

 「すべてを失ってしまった」。2001年、大阪府で暮らす横井孝治さん(49)に母(当時65歳)が電話をかけてきた。大学に進んで親元を離れてから、毎週電話をして近況を話してきた。実家に行くと母はやせ細り、家も散らかっている。「家中にカメラや盗聴器が仕掛けられている」とおびえた様子で訴えた。

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