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ヒバクシャ

’16春/2 核廃絶の道筋つけて 谷口稜曄さん(87)

谷口稜曄さん

 「核兵器の使用は、人道に対する最大の犯罪です」。3月26日、マレーシアの首都・クアラルンプール郊外にあるプトラジャヤ。谷口稜曄さん(87)は高校生ら約300人を前に長崎での被爆体験を語った。同国で平和教育に取り組むNGOがシンポジウムを開き、谷口さんは、同国のマハティール元首相の招きで臨んだ。

 マレー半島は1941年12月8日、旧日本軍の奇襲上陸で南方作戦が始まった地。谷口さんも当時伝えられた戦果に「やった!」と喜んだことを覚えている。「日本の加害の歴史がある場所で、思いは伝わるだろうか」

 谷口さんは不安を胸に、熱線で背中一面を焼かれた自身の写真を示し、原爆の惨禍を伝えた。「一日も早く核兵器のない世界を実現しましょう。ノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ウオー」。シンポが終わると、大勢の若者が握手を求めてきた。「直接、原爆のことを伝えられて良かった」。不安は消えた。これまで10カ国以上を訪ね、体験を語ってきたが、アジアでの講演は初めてだ。

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