熊本地震

「避難所で迷惑になるから」ペット連れも車中泊

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布団の上で猫をなでる内田和子さん。窓ガラスや玄関は壊れ、夜になると天井の電灯に虫が集まってくる=熊本県益城町で2016年5月6日午後10時11分、喜屋武真之介撮影
布団の上で猫をなでる内田和子さん。窓ガラスや玄関は壊れ、夜になると天井の電灯に虫が集まってくる=熊本県益城町で2016年5月6日午後10時11分、喜屋武真之介撮影

環境省の「同行避難」呼び掛けも、「同行ダメ」の自治体も

 熊本地震では、ペット連れの被災者が周囲への遠慮から避難所に入れず、車中泊や損壊した自宅での生活を選ぶケースが相次いでいる。環境省は東日本大震災を教訓にペットとの「同行避難」を呼び掛けているが、避難所ではペットの同行を断る自治体も出るなど混乱も起きた。不安定な避難生活で飼い主やペットが疲弊する中、県外の獣医師会やNPOが一時預かりなどの支援を続けている。

 熊本県益城(ましき)町の吉田瑠美(るみ)さん(38)は、町内で震度7が観測された4月14日以降、家族と愛犬を連れ、町内の駐車場での車中泊を選んだ。「鳴き声で周りに迷惑をかけるわけにはいかない」と避難所生活は避けた。しかし、地震前は庭で放し飼いにしていた茶色のトイプードルは、避難生活のストレスのせいか毛が所々白くなり、食欲が落ちたという。

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