熊本地震

「車中泊避難」で指針 政府が策定検討 

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避難所の駐車場で車中泊する人たち。わずかな明かりの下で夕食を取っていた=熊本県益城町で2016年4月20日午後、野田武撮影
避難所の駐車場で車中泊する人たち。わずかな明かりの下で夕食を取っていた=熊本県益城町で2016年4月20日午後、野田武撮影

 政府は、熊本地震で課題となった「車中泊避難」について、新たな指針などを策定する検討に入った。国の防災基本計画や避難所運営ガイドラインは車中泊対策に触れておらず、自治体の地域防災計画にも盛り込まれていないケースが多い。今後、地域防災計画などを修正する際の参考となるよう対策を講じる。

 熊本地震は大きな余震が続き、「屋内が怖い」と車で寝泊まりする被災者が相次いだ。長時間の車内避難生活はエコノミークラス症候群の原因となり、死に至る場合もある。車中泊が原因とみられる震災関連死は2004年の新潟県中越地震などで注目され、熊本地震でも犠牲者が出て問題化した。

 これまで政府は「まずは避難所の整備が重要。車中泊での避難は好ましいとは言えず、計画などに盛り込むと車中泊が肯定される可能性がある」(内閣府の防災担当者)として、二の足を踏んできた。

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