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関東最東端のローカル線・銚子電鉄を舞台にした船橋市在住のライター、吉野翠さんの小説「トモシビ−銚子電鉄の小さな奇蹟(きせき)−」(TO文庫)が映画化されることになった。経営難にあえぐ銚子電鉄を盛り上げようと東京都内の映像制作会社などが企画し、製作のための実行委員会を来月にも発足させる。今年夏から秋に銚子市内でクランクインし、来春以降の全国公開を目指す。
トモシビは昨年出版された。淡い恋を抱く女子高校生、倦怠(けんたい)期を迎えてすれ違う熟年夫婦、鉄道好きの青年の三つの物語が絡み合いながら進行する。銚子電鉄の車両や駅舎の様子が克明に描かれており、犬吠埼灯台をはじめとした観光名所も登場する。映画では原作を再構成するという。
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