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猫の島

200匹不妊手術へ 香川・男木島、増えすぎで

観光客の人気になっている男木島の猫=2015年8月1日午後1時1分、玉木達也撮影
香川県・男木島の地図

 “猫の島”として有名になった香川県の男木(おぎ)島で、野良猫が増えすぎたため、全ての猫に不妊手術をすることになった。瀬戸内海に浮かぶ島に住む猫の総数は、人口約180人を上回る200匹以上。ふん尿や農作物の食い荒らし、漁網を破るといった被害が続き、島民や観光客から苦情が相次いでいる。地元の男木地区コミュニティ協議会が理事会で手術を決め、6月から高松市の動物愛護団体が取りかかる。

 協議会によると、猫は十数年前から徐々に増え、インターネットを通じて知られるようになった。約3年前に著名な写真家が著書で紹介してからは、猫目当てで島を訪れる人も増えた。観光客らが餌をやることで繁殖がさらに進み、被害が増え始めた。やせ細り、病気の猫も目立つという。

 協議会は今年4月、高松市のNPO法人「BONにゃん」(長町満里子代表)に相談。猫の増加を防ぐため、理事会の全員一致で不妊手術の受け入れを決めた。猫の不妊手術を担う公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)が資金を援助。3人の獣医が6月1日から島を訪れ、ノミ・ダニの駆除や健康診断も行う。

 協議会の木場健一会長(68)は「猫に罪はなく、増やした人間に責任がある。これ以上増やせないが、今いる猫の命と健康を守りたい」と話している。【伊藤遥】

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