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モトコー

消える昭和? 存続の危機…神戸

耐震補強を理由にJR西日本から退去要請が出ている元町高架通商店街=神戸市中央区で2016年5月15日、平川義之撮影

 「モトコー」の愛称で長く親しまれる神戸市の元町高架通商店街が存続に揺れている。JR元町−神戸駅の高架下(全長約1.2キロ)の通路に並ぶ個性的な店の数々。戦後の闇市をルーツとし、昭和の雰囲気を残すが、土地を所有するJR西日本が耐震補強工事を理由に昨年12月に退去を打診した。多くの店舗は残留を望んでいるが、JR側は近く協議を本格化させる見通しで、店舗関係者に不安が広がっている。

 通路の幅は約2メートル。古着店や飲食店、ギャラリー、中古家電の部品の販売店など多様な店が点在し、「バッタ商品安売り」の看板や山積みされたレコードも目に入る。平日の人出こそ多くないが、週末限定の店も多く土日は人だかりができる店もある。賃料が周辺より安く、若者の出店も近年増えているという。

 米国メーカーのスニーカーをそろえて天井近くまで積み上げ、「コンバースの聖地」と言われる「柿本商店」。50年近く店を営んできた周春陽さん(75)は「工事を機に『モトコーには戻らない』と話す店主もいる。雰囲気が一変してしまうのでは」と懸念する。

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