津波訴訟

宮城の自動車学校、大幅減額で和解 仙台高裁

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 東日本大震災の津波で犠牲になった常磐山元自動車学校(宮城県山元町)の教習生25人と従業員1人の遺族が、学校側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審は25日、仙台高裁(小野洋一裁判長)で和解が成立した。学校側が安全上の不備を認めて陳謝した上で、教習生1人当たり50万円、計1250万円の解決金を遺族側に支払うとの内容。従業員1人の和解協議は分離されており、協議を継続する。

 解決金は、1審(仙台地裁)が学校側に命じた賠償金計約18億5000万円(1人当たり約4000万〜8000万円)を大幅に下回った。遺族側の弁護士によると、金額は学校側の支払い能力を踏まえて決定したとみられる。

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