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米大統領は年1回開かれる主要国首脳会議(G7もしくはG8サミット)に出席する前、別の国に立ち寄ってから同首脳会議に乗り込むことがある。この場合、米大統領は立ち寄った国と同首脳会議を密接に連動したものとして捉えている。日本に来る前、3日間滞在したベトナムもそうだったと思われる。
米大統領がサミット前に外国に立ち寄るのは、その国の課題を携えて同首脳会議に臨み、議論をリードする意図がある。世界が注目する同首脳会議は、課題に焦点を当てる格好の機会だからだ。
忘れられない同首脳会議に1989年7月、パリで開かれたアルシュ・サミット(G7)がある。この時、ブッシュ米大統領(父)はパリに乗り込む前、ポーランドに立ち寄った。同国は東欧の社会主義圏で初めて複数政党制による自由選挙に踏み切ったばかりで、同大統領は改革を指導してきた自主管理労組「連帯」のワレサ氏と会談した。
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