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今週の本棚

『最上義光』=伊藤清郎・著、日本歴史学会・編集

 (吉川弘文館・2484円)

 伊達政宗や直江兼続(かねつぐ)の敵役、と言うだけで割りをくっている感は伝わるだろう山形の戦国大名・最上義光(よしあき)。実在が不確かな弟を殺したとされるなど、冷酷非道な謀略家という印象を与える創作には事欠かない。著者はそれを疑問に思った一方、郷土の英雄として美化する風潮があることも事実、と記す。先人の残した確かな基礎史料を吟味しつつ、ぜい肉をそぎ落とした実像に迫る一…

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