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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 バティック(インドネシア・チルボン) 「多様性の中の統一」象徴

チルボンで店に陳列されていたバティック

 バティックはインドネシアを代表する伝統のろうけつ染め布地だ。花鳥風月、幾何学模様、古い神話……。多彩な模様を発展させ、2009年にユネスコの世界無形文化遺産に登録された。ジャワ島が生産地として有名で「ジャワ更紗(さらさ)」とも呼ばれる。代表的な産地の一つである同島西部の港町チルボンを訪ねた。

 溶けたろうの香りが室内に漂う。外は炎天下だが、作業場に冷房はない。著名なバティック作家、カトゥラさん(64)の工房。職人の女性たちが黙々と布に点や線を描いていた。

 職人が使っているのは「チャンティン」という金属製のペンだ。先がストロー状になっていて、下絵をなぞるようにろうを流し込んで絵を描く。ろうを塗った所は後で布を染料に漬けても色が付かない。(1)ろう塗り(2)染色(3)ろうはがし−−の工程を何度も繰り返し、カラフルに仕上げていく。

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