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7月16日、ディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ドリー」が全国公開となる。「ファインディング・ニモ」の1年後という設定で、ナンヨウハギのドリーが主役。前作の日本語吹き替え版でドリーを担当していた私が、今回もアテレコをさせてもらっている。
全身がブルー、イエロー柄のドリーは、すこぶるキュートだが、“もの忘れ”が玉にきず。右を見て左を見ると、もう右のことは忘れちゃってるくらいなのだから……。でも、持ち前の明るさとおおらかさで、さまざまな難題をくぐり抜け、夢ある冒険を展開してくれるので、私自身、画面を見つめてとても幸せな時間を過ごしている。
本当に毎日楽しい。ただ、そんな中、ほんのちょっぴり「えっ!?」ということも起きている。ドリーになりきろうとするせいなのか、私もひどい“忘れん坊”になっているのだ。例えば、洋服を裏表に着ていたり、差し入れのお菓子をお店に忘れたり、携帯電話をタクシーに置き忘れたり、友人との約束の時間を忘れたり……。とにかく、普段は絶対にやらない失敗をあちこちでやらかすのだから、我ながら呆(あき)れてしまう。
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