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トランプ氏が大統領になる場合、米国の対中政策として次の3点が予測できる。
まず、保護主義によって中米の経済関係には大きな衝突が起きるだろう。次に安全保障面。南シナ海問題を含む西太平洋での対中姿勢はオバマ大統領より強硬になるはずだ。さらに、米国と太平洋地域の同盟国との間に、米軍の駐留費用負担などを巡って溝が生じる可能性があり、この点は間接的に中国に有利に働くかもしれない。
現在の中米関係の基調は「対立」ではないにしろ、「協調」とも言えない。両方が同時に存在する。しかも近年は安全保障戦略上の対立がますます深刻化し、明確になっている。
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