新潟水俣病訴訟

「手放しに喜べない」2人は棄却

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判決を受け会見に臨む高島章弁護士(右)ら=新潟市中央区で2016年5月30日午後3時37分、堀祐馬撮影
判決を受け会見に臨む高島章弁護士(右)ら=新潟市中央区で2016年5月30日午後3時37分、堀祐馬撮影

 2013年の最高裁判決の後、水俣病の認定を巡る初めての司法判断で、新潟地裁は30日、最高裁の認定を踏襲し、司法救済の姿勢を見せた。ただ従来通り、同居家族に認定患者がいるかどうかの基準も重視、原告9人のうち2人の訴えを退けた。原告側からは「手放しに喜べない。認定患者の有無が線引きになる」と懸念の声が上がった。

 判決後、記者会見を開いた高島章・原告弁護団長は、全員ではないものの、7人を水俣病と認定するよう命じた今回の判決について「不当判決と言うにはためらいが残る」と一定の評価をしてみせた。しかし、訴えを退けられた2人については「7人と同じような症状がある。家族が認められているかの違いしかない」と複雑な表情を見せ、「家族の有無による線引きがいかに非科学的で根拠がないか、今後も主張していきたい」と述べた。

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