ニホニウム

113番元素命名案 原発被災者にささぐ 森田さん、戒め忘れず

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新元素の名称案の発表から一夜明け、会見後に元素周期表の113番を指さす理化学研究所の森田浩介グループディレクター=埼玉県和光市で2016年6月9日午前11時12分、猪飼健史撮影
新元素の名称案の発表から一夜明け、会見後に元素周期表の113番を指さす理化学研究所の森田浩介グループディレクター=埼玉県和光市で2016年6月9日午前11時12分、猪飼健史撮影

 原子番号113番の新元素を合成し、「ニホニウム」との命名案を公表した理化学研究所チームの森田浩介グループディレクター(59)らが9日午前、埼玉県和光市の同研究所で記者会見した。「研究が国民に支えられていることを表すため日本にちなんだ」と命名理由を説明。「(命名できて)国民に恩返しできた」と喜びをかみしめた。一方、「新元素発見の歴史は原子力開発と不可分。そのルーツを忘れてはいけない」と自らを戒めることも忘れなかった。

 森田さんは「現在の動機は純粋な科学的興味に移った」と述べつつ、「人工元素で最も作られたのは原爆や原発に使うプルトニウムだ。『強力な原爆を作る』という思いから新元素発見競争がなされた時代もあった」と指摘した。

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