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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/431 田辺写真館跡 /大阪

北の大火で焼け残った蔵(左)。右はお寺の立体駐車場、奥にはタワーマンション。3世代同居といった風情の景色だ=大阪市福島区福島3で、松井宏員撮影

 ◆環状線・福島

「わが町」は心の中に 空襲経て残る蔵と思い出

 福島天満宮の参道で見付けたエッフェル塔に戻る。大阪案内人の西俣稔さんは、その角を南へ歩いて行く。奥まったお寺の向かいに、古そうな蔵が建っている。

 「明治42年7月31日の北の大火で、この辺りも焼け野原になりました。当時の写真を見ると、ポツンポツンと蔵が焼け残っている。その一つで、戦火も免れたんやね」と西俣さんが語る。いかにも頑丈そうな蔵の向かいは、ほぼ同じ高さのお寺の立体駐車場。その奥には全然背丈が違うタワーマンションがそびえる。なんだかおかしみのある景色だ。蔵には、「上福島南三丁目」の古い町名板が残る。

 福島で「北の大火と戦災」と聞けば、ずいぶん前(2006年4月)に紹介した旧紡績工場のレンガ塀を思い起こす。東から燃え広がった北の大火を食い止め、1945年6月1日の大阪大空襲では西から押し寄せた火災が広がるのを防いだ。このレンガ塀は、あみだ池筋を挟んだ向かいの下福島公園などに残っている。

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