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科学の森

ドーピングが多様化 一見無関係な薬にも効果あり使用

 ドーピングに手を染めるスポーツ選手が後を絶たない。一見すると競技力を高めると思われない病気の治療薬を使う者もいるなど、違反は多様化。新しい分析装置が開発されては、それでも検出できない新たな物質が使用されている。【河内敏康】

 ドーピングはスポーツ選手が薬などで筋力やスピードをつける行為だ。歴史は古い。古代ローマで二輪馬車競技の馬にアルコールを蜂蜜に混ぜて飲ませたという例がある。近代では、1865年のオランダ・アムステルダムの運河水泳競技会で興奮剤アンフェタミンが使われたのが最初とされる。1960年のローマ五輪ではアンフェタミンを飲んだ自転車選手が競技中に死亡して問題視されるようになったが、その後も多くの選手が違反し、メダルを剥奪されてきた。

 世界反ドーピング機関(WADA)は禁止している薬など物質や方法のリストを毎年更新。その数は数百種類…

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