昨年春、日本の山岳地帯を覆う残雪が、一面真っ赤に染まった。「赤雪」という現象で、昨年の赤雪は過去にないほど鮮やかだった。
赤雪という現象は、雪氷藻類と呼ばれる微生物の大繁殖が原因で起きる。この微生物は細胞内に赤い色素を持ち、光合成で繁殖する藻の仲間である。しかし、この微生物についてはまだ謎が多く、いつどのように広がり、どんな条件で雪を赤く染めるのか、詳しいことは分かっていない。
地表面を白く化粧する雪は、地球への太陽光の吸収を制限するため、気候に大きな影響を及ぼす。特に、近年の気温上昇による積雪面積の減少は地球温暖化をさらに加速すると考えられる。
この記事は有料記事です。
残り310文字(全文587文字)
毎時01分更新
南米ブラジル北部アマゾナス州で新型コロナウイルス流行の「第…
米国の新型宇宙船「クルードラゴン」で2020年11月に国際…
6年半前、サッカー界のスター、クリスティアノ・ロナルド(3…