次世代素材CNF

製紙業界が熱視線 生産設備を建設

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従来の上質紙やCNFで折った鶴。カッコ内は繊維の細さ(nmはナノメートル)。上質紙、粗大CNF、CNFの順に繊維が細くなる=王子ホールディングス提供
従来の上質紙やCNFで折った鶴。カッコ内は繊維の細さ(nmはナノメートル)。上質紙、粗大CNF、CNFの順に繊維が細くなる=王子ホールディングス提供

植物由来で鉄の5倍以上の強度 関連市場が1兆円規模の試算

 植物由来で鉄の5倍以上の強度を持つ次世代素材「セルロースナノファイバー(CNF)」の普及に向け、製紙各社が相次いで生産設備を建設している。CNFは自動車部品から化粧品まで幅広い活用が想定されており、国は関連市場が1兆円規模になると試算。国内市場の縮小に悩む製紙業界は新たな収益源として期待を寄せている。

 CNFは、木材パルプなど植物繊維をナノレベル(ナノは100万分の1ミリ)まで解きほぐした素材。鉄の5分の1程度の軽さで5倍以上の強度を持つ。合成樹脂など他の素材と混ぜ合わせることでCNFが持つ特徴が出せるため、幅広い用途が見込まれている。石油に依存せず環境に優しいのも大きな利点だ。

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