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ストーリー

購入者参加 呉服店の挑戦(その2止) 生産者、輝いてこそ

「プラチナボーイ」の生地を手に藍染め作家の福本潮子さん(右)に新作を依頼する泉二弘明さん。「このドレープ(ひだ)が美しいのよね」と福本さんは話す=京都市中京区で、小松雄介撮影

 

 ◆生き残り懸ける呉服店

 今、着物が売れない。民間のシンクタンク・矢野経済研究所の「呉服市場に関する調査結果」によると、2005年に約6100億円あった市場規模はこの10年で、約2805億円に半減した。着る機会も減って、着物はますます身近なものでなくなっていく。業界では生き残りを懸けた厳しい競争が続く。

 「どこも後継者不足。作る職人が輝かないと、作品の魅力も伝わらない」。東京・銀座の呉服店「銀座もとじ」社長の泉二弘明(もとじこうめい)さん(66)は、新商品「プラチナボーイ物語」を開発した理由を説明する。着物の購入者に自分の着物の生産工程を体験してもらう。「生産者の顔を見せることで着物の魅力を高め、世界に誇れる日本の伝統文化を次世代につなげたい」からだ。

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